最近は、DXの流れから、プログラミングに興味を持って「プログラミングをやってみようかな。」という人が増えてきました。
しかし実際に「プログラミングって何?」と言われると、答えられる人は少ないのではないでしょうか。
私自身、プログラミングの本質がわからないまま学習を初めてしまったことで、遠回りをしてしまいました。
だからこそ、プログラミングの本質を理解して、プログラミングをはじめて欲しいのです。
そこで、今回は「プログラミングとは何なのか?」について説明します。
プログラミングとは「コンピュータへの命名文を作ること」
プログラミングとは「コンピュータへの命令文を作ること」です。
わたしたちが「レシピ本を見て料理をしたり」「設計図を見てプラモデルを作る」のと同じように、コンピュータに対して、指示文を作ることをプログラミングと言います。
ここで重要なことは、プログラミングの目的は「何かを作る」ということです。
私たちが、カレーを作るためにレシピを見るのと同じです。
これと同じように、プログラミング自体は、コンピュータに何かをしてもらうための手段だということです。
コンピュータが得意なこと
ここで、コンピュータが得意なことを整理していきます。
- 情報処理のスピード
- ミスが無い
- 感情に左右されない
情報処理のスピードは、人間のそれをはるかに超えます。また、与えられた指示をミス無く処理します。人間は感情で動く生き物ですが、コンピュータは感情に左右されることはありません。
プログラミングを覚えることは、優秀な部下を持つのと同じと言えます。
プログラミングで大切な考え方
プログラミングをする上で大切なことは「どんな順番で」「どんな作業をさせるか」を考えて、組み立てることです。
上司が部下に指示を出す時に、的確な指示がなければ、いい結果は生まれません。
だから、モレの無い正確な指示が必要になるのです。
また、プログラミングをやる理由はいろいろだと思いますが、プログラミング自体が目的になってはいけません。
ビジネスパーソンであれば、業務を改善するための手段として使って下さい。
プログラミングでできること
では具体的に、プログラミングを学ぶと、どんなことができるのか説明します。
実は「人間がやっているほとんどの作業はコンピュータに任せられる」と言っても過言ではありません。
人間がやっている作業とは、情報を取り入れて、判断して、行動する。
入力、処理、出力とも言えます。
コンピュータも同じ作業ができるので、これをプログラミングすることで、優秀な部下となるのです。
具体的に有効な用途としては、データ処理です。
たとえば「計算」です。
人間が計算する作業を考えると、いかにプログラミングが有効なものかがわかると思います。
人間がやっている作業
- 数字を目で見る。
- 見た数字を電卓に打つ。
- つぎの数字を目で見る。
- 電卓に打つ。
人間は、この繰り返しをしています。
プログラミングを使うと、この計算を一瞬で行うことができるのです。
よく「プログラミングは人間の作業を減らすもの」と言われますが、これによってできた時間を「人間にしかできない作業にあてる」方がよっぽど有意義です。
プログラミングは楽しい
以上の例だけでなく、プログラミングを覚えると、いろいろなことができるようになります。
ゲームを作ったり、Webサービスを作ったり、実益を兼ねた趣味としても有用です。
私はプログラミングを覚えてから、自分で使うアプリやツールを自作するようになりました。
完成した時の達成感が楽しいですし、できることが増えていくことも楽しいです。
一度作ったプログラムは、応用して次に活かせます。いわば自分の資産が増えてようなものです。
プログラミングは決して難しいものではありません。
正しい書き方を覚えて、繰り返し作っていくことで、プログラミングの力は自然と身についていきます。
ぜひ挑戦してみてください。
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